総2階の住宅の雨樋修理には足場が必要ですか?

総二階の雨樋

本記事は、雨樋修理の専門サイト「仙台雨樋修理-和-」の運営責任者である佐藤次宏が記載しております。

※弊社:雨樋リフォーム歴20年以上、延べ施工実績2000件以上の職人が多数在籍しています。

総二階の住宅の雨樋修理には足場が必要ですか?

戸建住宅の雨樋リフォームを検討する際、気になるのが足場費用ではないでしょうか。

足場を設置するだけでも十数万〜と言われる様に、足場代は高額になりがちです。

本記事では、総二階のご住宅の雨樋修理をする際にどんな場合に足場が必要になるのかを下記の4つの例を用いて解説していきます。

・雨樋を全て取替え

・雨樋の部分修理

・軒樋のみ取替え

例1)雨樋(支持金具込み)を全て取り替える

結論から記載しますと、総二階の雨樋の取替えを行う場合は問答無用で、足場が必須となります。

その理由は3つあります。

1、安全面

2、作業効率

3、近隣への配慮

1の安全面の問題だけに関して言えば、ロープを貼ったり安全帯を付けたりということで賄えるので、必ずしも足場がなければいけないという訳ではありません。

一番の問題は2の作業効率の問題があります。

考えて頂くとわかることなのですが、足場を設置した場合としなかった場合では、同じ作業を行うにしても作業進捗は大幅に変わります。

例えば、、、

A社:足場無しで施工

B社;足場有りで施工

した場合、足場代が掛からなかったから、必ずしもA社が安かったとはなりません。

A社:作業日数が5日

B社:作業日数が3日

だったとしたら、足場代が掛かったとしても費用面で大きな違いが出ない事があります。

その場合に3の近隣への配慮をご検討頂きたいのですが、

雨樋の解体や撤去を行う場合に廃材が飛散したり、サビが風に舞って近隣宅の車両や洗濯物などに飛散する場合があります。

弊社では、近隣宅の方へ事前にお声掛けをし移動して頂いたりもするのですが、全ての業者がそういった対応を行う訳でもありません。

また、施工のクオリティという面でも足場があった方がより丁寧な仕事にも繋がります。

雨樋を全て取替える場合は、予算面だけではなく、安全性、作業効率、近隣への配慮などの観点も含めて業者選びを行うといいかもしれません。

例2)雨樋の部分修理

弊社にて一番多くご相談を頂く例がこちらの雨樋の部分修理になります。

雨樋全てを取り替える程ではないけど、雨垂れや雨音が気になる場合に格安で直したいのがお客様の心情がと思います。

弊社では、基本的に2m未満の部分修理の際はハシゴを使った作業を行います。

この場合は、軒先からの作業となりますので、屋根勾配などは基本的に関係ありません。

雨樋の部分修理の場合は、ハシゴを屋根に掛けられるスペースがあれば、足場が不要な場合が多いです。

例3)雨樋のみ取替え

支持金具はしっかりしているけど、雨樋に穴が空いたり経年劣化でボロボロになってしまった場合は雨樋本体だけの取替えも可能です。

この場合はハシゴを使った作業では、手間が掛かりすぎてしまう為、ハシゴ作業は現実的ではありません。

限定条件付きではありますが、屋根勾配が4寸未満の場合のみ足場無しで、屋根上より作業をする事が可能な場合があります。

逆に屋根勾配が4寸以上の場合は、安全帯を設置していても作業性が悪くなりすぎる為、足場の設置をお願いしています。

総二階の住宅の雨樋修理に足場が必要か?のまとめ

1、総二階の住宅で雨樋を全て取替える場合は、足場設置がオススメ。

2、雨樋の部分修理を行う場合は、ハシゴの設置スペースを確保する。

3、雨樋のみ取替えする場合は、4寸未満であれば足場無しで作業できる場合もある。