よくある雨樋トラブル相談事例

雨樋掃除はいつするべきなの?

雨樋に草生える

雨樋のメンテナンス方法は大きく分けると補修・交換・塗装・清掃の4種類しかありません。

本ページでは、清掃をテーマに、

・なぜ必要なのか。

・いつするべきなのか。

を解説していきます。

雨樋清掃がなぜ必要なのか。

結論から言ってしまうと、住宅の劣化を防止するために雨樋の清掃が必要です。

しかし、これは必ずではありません。

雨樋は屋根に降る雨水を正常に排水するシステムであり、正常に排水されている限りは清掃をする必要はないのです。

ここで、正常ではない雨樋を放置するとどうなるのかの一例を紹介します。

外壁の湾曲及びシールの劣化
こちらは雪の重みで歪んだ軒樋を放置していた事で、長時間大量の雨水が外壁に浸透した為に、外壁の目地シールが劣化してしまい外壁材にまで雨水が浸透して歪んでしまったお宅の写真です。(仙台市宮城野区鶴ヶ谷)
こちらは、軒樋の勾配が悪く、一部分だけ常に水が滞留していた事で、屋根材に藻が生えてしまったお宅の写真です。(仙台市青葉区愛子東)

たかが雨樋、されど雨樋ですね。

必要のない機能であれば、元々雨樋なんて物は存在しません。

住宅にとって必要な排水システムだからこそ、取り付けられているのです。

”排水が機能していない雨樋は飾りだけの雨樋である”と考えて頂ければ必要性が認識出来るのではないかと思います。

雨樋清掃はいつするべきなのか

前項でお伝えしたように、雨樋の清掃は正常な排水がされなくなってきたら必要になります。

では、正常に排水されているかどうかはどの様にチェックするべきなのでしょうか。

雨樋を直接確認するには屋根の上から雨樋の点検をするか、ドローンなどのカメラを使用する事でしか出来ません。

また、軒樋から草が生えてきたり、雨垂れがしてきたり、縦樋から水が溢れてきたりする事正常に排水がされていない事のチェックポイントになる事と思います。

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